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憧れの遺跡と初の星景写真インターバル撮影~カンボジア・アンコールワット~

Posted by 星空メッセンジャー:Barnards_Yuta on 15.2015 カンボジア   1 comments   0 trackback
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マレーシアからマレー鉄道に乗ってタイへ入国。

列車移動でのただ淡々と、しかし色鮮やかに流れてゆく景色は、
「旅をしている」という気分に心を染めてくれる。


R0024037r.jpg




タイでは有名な水かけ祭り「ソンクラン」を楽しむ。

水をかけるってシンプルな行動なのに、そこにはユーモアがあふれていて、
とにかく笑顔ばかりがあった。


IMG_0138r.jpg




『祭り=笑顔=平和』

という図式がパッと頭の中に浮かんで、大それたことだけど、心の中だけならいいだろうと、

「今ここだけは、何と言おうが幸せに満ち溢れている。」と強く信じた。


(このことを思わせてくれた、このおかしくもシンプルな祭りは大好きだ。祭りは全部そう思える。また行きたいな。)





バンコクで星の撮影が難しいことは以前の訪問で知っていたので、
それが終わるとすぐに、東南アジア周遊の旅に入った。

(今思えば、せっかくだから都市星景写真をバンバン撮ればよかったな~今後の課題><)

世界一周第7国目カンボジア。

R0025195r.jpg


ここはなんといってもアンコールワットがある。
俺の中で憧れていた遺跡の内の一つ。

R0025459r.jpg


昔、「神々の詩」というドキュメント番組や
「世界ふしぎ発見!」などのバラエティ番組で見て、
その神秘さに打ちのめされた。
ロマンが止まらなかった。


さらに言えば、俺の旅の原点は電波少年というバラエティ番組で企画された
『猿岩石のユーラシア大陸横断ヒッチハイク』を見たからだと思う。


小さなころの記憶は細く長く繋がって、
けれど密かに強く自分に影響して、
そうやって今に立っている。

そう思うと人生に無駄なことは一つもないなって感じた。


(友達からもらった猿岩石の旅の動画集、HDDが飛んで消えちゃったんだよな。。。涙)



それはさておき、俺の旅のテーマは星。

肝心の星は、街の発展の割に宿の前からでもチラチラと見えていた。

R0025431r.jpg


(今思えば、このシェムリアップなんてまだまだ田舎町だったな笑)


これはいける!と踏んで、
ついにこの旅初でのインターバル星景写真に挑むことにした。

これから「世界各国の星景写真」というテーマに挑戦していくにあたって、
最初のモチーフとしては、これ以上ない。



撮影開始時間は、予定の関係と暗くなる時間帯を見込んで午前3時ころと決めた。
次の日朝早くにベトナムに向かうので、数時間で撮影して戻らなければならない。

(このころは月の入りの時間までは考えてなかったきもするが、あの頃の月齢を調べると確かに満月前なので、確かに深夜の方が都合が良いようだ。)

一緒に旅をしていた友達に撮影に行くことを報告すると、「えっ?夜に?まじで?!」と怪訝そうな顔をされた。

当たり前すぎる反応。笑
俺戻ってこないとみんなに心配もかけるし、迷惑かけないようにしなきゃ!

(今やもうこういう反応には慣れっこ笑 みんないつも迷惑かけてすみませんf^^;)




そのためにも綿密な調査が必要だった。

まずその時間帯にアンコールワットに入れるかどうか、だ。






これは調べた結果、限りなくグレーゾーンだった。

夜ライトアップをしているらしいが、少なくとも夜6時~9時までには閉まるらしい。



そして入場チケットだが、アンコールワットには他の遺跡入場も含めた
1日券と2日券がある。(2013年4月当時)

俺は見学しようとしたとき星空撮影のことは頭から抜けていて、1日券を買ってしまった。
その券が夜に行くときに有効どうかは微妙だった。てか、たぶんアウト笑



昼間の見学でアンコールワットへ行くには基本チケット売り場をゲートとして
通っていかなければいけないのは把握していた。


トゥクトゥクの運転手に聞くところによると、チケット売り場が3時ころから開いているとのこと。

安全に心置きなく撮影するためには、それに賭けるしかない。



それも含め、計画通り3時ころ現地へ向かうことを決断した。





次の問題は移動手段をどうするか


そのパートナーには昼間にアンコールワットへ連れてってくれた
トゥクトゥクの運転手・通称岡村ちゃん(カンボジア人だけど)に頼むことにした。

R0025393r.jpg


岡村ちゃんは日本人をたくさん乗っけていて、
旅人からのメッセージが書かれたTシャツを着ていた。


直接交渉すると「OK,OK!」と二つ返事で返ってきた。

岡村ちゃん、頼りになるぜ!!!!!





まだ幾つかの不安点はあるものの、
移動手段を確保できたのは大きな安心になった。

自分の夢を着々と自分の行動で叶えてるのが嬉しくて、ワクワクしてきた。





はやる気持ちを抑え、準備を整える。


腹が減っては戦は出来ぬと、名物のカツどんを食べる

R0025425r.jpg

(これはゲストハウス・ヤマトの名物かつ丼。確か当時で200円くらい。たまらない!また食べたいな~)








そして待ちに待った午前2時。。。








岡村ちゃんは来なかった。笑




いきなりトラブルである・笑

さすが旅。笑







「うおおーーーーーーーーーいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」

と声に出したら、この寝静まるシェムリアップの街を一斉に起こしてしまうんじゃないかというくらいの突っ込みを心の中で入れる。



なんだよ、岡村ちゃん!!!!!(# ゚Д゚)涙




まあ確かにこんな夜中にアンコールワットに行くほうが正気ではないと思われてもしかたないけど・苦笑





旅はこれからもきっとこんなもんなんだろう。


焦っても、迷っても、時間だけは刻々と過ぎていく。

とにかくこういう時は行動しかない。

(旅はきっとこんなもんなんだろう。僕らは安心という目に見えない約束を無意識に頼りすぎてしまっているのかもしれない。)



辺りを見回すと真夜中だけにほとんどいないが、運よく近くで愛トゥクトゥクに寝ていたトゥクトゥクマンを見つけた。
なりふり構っていられない俺は、即たたき起こし交渉。



すると「なぜこんな早くに行くんだ?何のために行くんだ?」などと質問責め。

至極全うな内容だと思うが、こういうときのためのうまい答えを用意しておくことは「これからの旅で大切かもな」ということを学んだ。

(結局は大体、星への熱意とテンションで乗り切ることがほとんどだった。笑 星の光跡写真の説明、なかなか理解してもらえないんだよな。笑)



しかし今回はそんなうまい答えを探してる場合じゃない。

ただ無言で少し大目の金を握らせると、「お前はビジネスが分かるやつだな」とトゥクトゥクマンがニヤリとしながら言った。




ともかく、無事交通手段をゲットし、いざアンコールワットへ。

R0025616r.jpg


真夜中の道をアンコールワットにむけて走る。

昼間とは全く道が変わったようにさえ思える。

というか、もうどこを走っているのかもわからない。




ふと「これはかなり危険なことをしているのでは?」と不安にかられた。




このままどこかに連れて行かれて脅されたり、置いてけぼりにされたり、
最悪殺されてもおかしくない。

すべてはさっき会ったばかりの、合計会話時間10分にも満たない
このトゥクトゥクマンとの信頼関係の上に成り立っている。




それでも

どうしてもそこで星が見たい!

憧れの遺跡と星空の写真を撮りたい!!


という想いは止められない。


(結局実際には「ちょっと危険かも。。。」と思っても大抵のところには行ってしまっていた。笑 しかしそれがのちにある事件に遭遇するきっかけとなる。。。その続きは、今後のインドでのお話しで。)



そんな不安を見覚えのある風景が振り払ってくれた。

チケット売り場だ!

R0025645.jpg


しかし様子がおかしい。
どうやらまだ開いてないらしい。。
3時から開いてるというトゥクトゥクマン情報も、結局は違ったらしい。

(よく見て俺!看板には朝5時からってちゃんと書いてあるから!!笑 当時の英語のできなさを象徴するエピソードだ。笑)

しかしトゥクトクマンはその様子を少し遠くから察知するなり、
そこをスルーして奥へ進んでった。

これが一度仕事を頼まれたトゥクトゥクマンの人情と責任感なのか!と目から鱗。




そしてそのままアンコールワットの前へ。。。








R0025633r.jpg


そこには過去にタイムスリップしたかのような風景が広がっていた。

街灯はなく真っ暗。遠くにかすかにアンコールワットの外城壁。

(よく見ると、ちゃんとさそり座写っているけど、当時の俺はこれちゃんと狙ってたのかな?笑)



そして、空には満天の星。


R0025623r.jpg

かつてのこの遺跡で生きていた人々も眺めていたであろう星空を、
今見ている気がした。


前回のタイで観光スポット=ライトアップという概念ができていて、
真夜中で営業時間外とはいえ、少しはライトが残っているかと思ったが、
見事に真っ暗。

R0025644r_2015101613123332c.jpg



興奮しながらカメラをセットし、インターバル撮影を始める。

その間にももう1台のカメラで他の星景写真スナップ撮影。それらが上記の写真。



あまりに興奮して、真っ暗で顔が見えなのに、
トゥクトゥクマンにも拙い英語で星を語る。





30分ほどしてトゥクトゥクマンが「もうそろそろ帰ろう」というが、
しっかりと星の軌跡を描くには少なくとも1時間は欲しいところ。


「もうちょっと、もうちょっと!」といいいながら、インターバル撮影を続けた。
こんなときもう一台のカメラで写真を撮っていると、いいわけにもなっていい。笑





そして、初のインターバル写真が完成する。






R5166653r.jpg

画面のモニターを見た時は、何とも言えない達成感が身体中に広がっていくのを感じた。

(でも今としては、恥ずかしい写真。苦笑 沈む前の月を利用したり、マグライトで照らしたり、遺跡のディティールが出るように、工夫したかったな。そう思うと、またここにもいかなきゃ。笑 そうやってると旅終わらないな。笑)




出来上がった時には、例のトゥクトゥクマンは再び愛車の上で寝ていて、
起こして写真を見せながらまたしても興奮を伝えたが、
相変わらず俺が何でそんなにうれしそうなのかわからない様子で相槌を打った。




しかし、最後には「綺麗な写真だな。よかったな。」と言ってくれた。



その一言で、なんだか通じた気がした。






戦いきった矢吹ジョーのような状態で、帰路につく。



時刻は4時半くらいになっていて、チケット売り場を通り過ぎると、
ようやく人が準備を始めていた。

やはり5時から開くらしい。笑


入れるならば、再び中に入って撮影を!と思ったが、
5時にもなると、この時期すでに明るくなってしまうので、
今回は中での撮影は諦めることにした。

何よりもう少しでベトナム行のバスの時間だ。



宿に着いてトゥクトゥクのおじさんに勝手に熱い抱擁を、一方的にかわす。

R0025646r.jpg

こんな仕事イレギュラーだったろうが、あのハプニングのおかげでこんな思い出ができた。


これもまた出会い。


どんなハプニングも、それが原因になって、新たな出会いに繋がる。
そういう流れを感じれるチャンスは、今までの人生でだって沢山あっただろう。


外に出て、それを強く感じながら、
さらにハプニングを新しい出会いに繋げよう!

そんな風に思えるようになった機会だった。



今回の撮影は運がよかった部分も多々あり、
まだまだ情報集めや撮影条件の把握が甘いなと反省した。

それでも憧れのアンコールワットで星景写真を撮ることができた。


最高のスタートだ。



どこでも星景写真を撮っていける自信が少しだけできた。



★今回の星景写真撮影メモ★


『撮影対象の下調べは念入りに。』
開閉園の時間を調べ、現地に夜中、安全に居続けられるかは重要!


『安定確実な移動手段を手に入れよう!』



ご精読ありがとうございました☆

星空メッセンジャー



★そのほかカンボジアでの写真はこちらから。(Facebookアルバムに飛びます)

007カンボジア-1_シェムリアップ_01生活


007カンボジア-1_シェムリアップ_02プレアヴィヒア


007カンボジア-1_シェムリアップ_03アンコールワット


007カンボジア-1_シェムリアップ_04アンコールトム他


007カンボジア-1_シェムリアップ_05ベンメリア

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星空メッセンジャー:Barnards_Yuta

Author:星空メッセンジャー:Barnards_Yuta
このブログでは世界一周中に訪問した都市での星空や星景写真撮影秘話などを紹介していきます☆



『星空メッセンジャー』とは?


2012年10月28日~世界中の星空を巡る地球一周の旅に出るときに、
旅先から多くの人に星空の素晴らしさを届けたい、そこから受けたメッセージを届けたいという想いから考案&命名。


星語りを「何時でも何処でも今すぐ此処でも」をモットーに現在も野外、学校、公民館ライブハウスなど場所を問わず星活中☆

経歴:
天文誌コラム連載/カナダWHオーロラガイド/プラネタリウムカフェ/長野星空ガイド/プラネタリウム解説員/自称野外フェス専属星空案内人

情報発信媒体:
FB、Twitter、Instagram、LINE、Tumblr:ユーザーネーム「barnards_yuta」

趣味は星グッズ収集、ギター、観葉植物を育てること。


このブログでは訪問都市での星空や星景写真撮影秘話などを紹介していきます。

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